2003年

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 03/02/14

 さて、毎度の如く例によって ひのきの棒と布の服装備でラスボスに単身挑む勇者のような 無謀なラブアタックを繰り広げ続けているわけですが、今回はなんかいつもと様子が違う。
 何が違うって、なんか相手にあんまり嫌がられていないのだ。 嫌がられてないどころか「ボクのこと、好きかい?」と聞けば(普段の一人称は「俺」) 「好き」とか言ってきてくれたりする始末。 これはもうどのくらい親密かというと、 はじめてのときはとてもいたくていたくてはやくおわってほしいとおもってたとか、 つうかこっちははじめてのとき、やぶれてた、とか、 そんなようなことまで平然と話してしまうほどの、 いくらなんでも恋人にしたい人にむかってそういう話はちょっとどうなのかという 方向性以前にスタート地点からして全然間違っている暴走っぷり。
 まあこれほどの仲でありこうなると問題点はもはやたった一つだけ。 その一つとは、その子が彼氏持ちでありしかも彼氏にぞっこんであるというだけのことです。 まあたいした問題ではない。
 そんなある日、なんか知らんが千載一遇のチャンスが。 いつも明るいような気がする彼女がなんだかとってもブルー。 なだめすかして事情を聞いてみるに、「彼氏にね、言われたの、最初はね、別れようってね、 でもやっぱりね、ちょっと、距離を置こうって、ふたつもね買ったのにね、 一人でね、丸かぶり寿司」やっぱり口語体は 異常に疲れるのでやめておきましょう。 まあ、なんだ、要するに彼氏が就職活動で忙しくなるから別れてくれと言おうと思ったが 泣かれたのでとりあえず距離を置こうということにしたらしい。 聞いた瞬間に思ったね。ああ、このヘタレが。つまり彼氏はシングルタスク人間なのであろう。 不思議に実在する、ふたつ以上の物事を並列処理できないWindows3.1野郎なんである。 そんな奴如きが相手なら私でも楽勝だ。 何しろこっちはマルチタスクばりばりのWindowsMe人間なのである。 就職活動しながら彼女とつきあいながら二号を囲いながらあの子と浮気も全然OKさ。 彼女も二号もあの子もインストールされていない欠陥品だが。 またアプリが入りまくって不安定でありたまにOS巻き込んで止まるのが欠点と言えよう。 早いとこWindowsXPに進化したいものである。 そういえばLindows日本語版はまだ出ないのだろうか。えーと何の話だったっけ。
 そうそう傷心の彼女であった。当然此処は優しく抱き留めるべきである。
「しかたないなぁ、ボクが一緒に丸被り寿司を食べてアゲるョ?」
当然似非外人口調である。言いながら、というか思いついた瞬間から、それだけは駄目だ、 と体内の全ての器官が異口同音にしていたわけだが、 そう言われると言わないわけにはいくまい。せっかくだから。
 その後なんだかありまして、何がどうなったのやら何故か 彼氏がつきあってくれないのなら 私と丸かぶり寿司を食べてもいいということになってしまいました。 そもそも丸かぶり寿司ってのがどうかと思うんですが。丸かぶり寿司。何度聞いても語呂が悪い。
 ちなみに大阪あたりの風習で、節分の日に縁起の良い方角を向いて 太巻きを一本切らずに食べ尽くすというなんだか商売の匂いがぷんぷんする年中行事であります。 鹿児島には全くそんなイベントはなかったので、サンジョルディの日並みに、 もしくは15日以外の日にある成人式並みに身体にまとわりつく違和感をどうにかしてください。 そもそも二人でこんなことやっても色気なんて全然ないわけで。 まあそれはその後の展開次第ですが。
 そしてなにやら当日。
「あのね、彼氏がね、やっぱり縁を戻そうって。 一緒に寿司食べようって言ってくれた人がいたって貴方のこと話したらね、 急にね、だから貴方のおかげよ、ありがと」
 いやぁそれはよかったよかっ…ぃゃぁ、のぇ、そ、そんなつもりで 言ったわけじゃ……ぇ……とそ……ヽ(`Д´)ノウワァァァァァァァァァァァァン

 03/03/14

 こんなろくすっぽ更新されていない死に体のページとて たまには哀れな子羊ちゃんが迷い込んだりすることもあるのであり なおかつそれを気に入って感想のメールなんか送ってきてくれちゃったりする人が 極めて稀に存在したりしてしまうのが世の中の不思議。 さて本日紹介しちゃうのはこんな困ったちゃんデス。
 2000年11月28日火曜日の日記に、 レジ支払い手渡し派とカウンター派に性差が存在するという話を読んで、 自分でもそれを確かめてみたくなり、昨日観察したため、 報告しようかなという次第でございます。
 <対象>
  自分がレジ打ちをした時の客。
 <結果>
  ♂人数…71人 うち手渡し人数16人 手渡し率0.225352…×100≒22.5%
  ♀人数…28人 うち手渡し人数 6人 手渡し率0.214285…×100≒21.4%
居た!バカが居たよ!私よりバカが居たよママン!
 確かにそう言うことはふと唐突に気になったりしないこともないかもしれない。 でもまあ普通は思うだけだろう。わざわざ統計なんて酔狂なことやらかすのは 私くらいしかいないと思っていたらよもや追調査を行う人間が存在し、 なおかつそれをレポートしてくるとはびっくりだ。 あまりの驚きに天は割れ地は裂けキリストも墓の下で阿波踊りに踊り狂うことであろう。 同僚にはバカだと笑われたと書かれていたが、そりゃまあそうだろう。 私から見てもバカ以外の何者でもありませんしな。私もバカだと言うことだが。
 ところで他のサイトに行くとよく日記の感想メールください、とか書かれているわけだが、 あれって実際どれくらいの有効性があるのであろう。 自慢じゃないが私の所に純粋に日記についてのメールが来たのは一年ぶりであり、 サイト開設から合わせても20通はいかないであろう。うわ本気で自慢じゃねぇ。 まあそんな状況だから平然とメールくれとか なおかつ義務だとか言ってる人間は理解不能なわけで逝って下さい墓の下。 というわけで一年ぶりのメールに狂喜乱舞して舞い上がる男が一人。 来た量の何十倍もの内容を延々綴って連日連夜送り続けるわけだ。どこぞの股裂き女のように。 ですからみんなもメール下さい。今なら漏れなくストーカーが付いてきます。駄目じゃん。
 ちなみに手渡し率に統計上差異が認められなかったのは、投稿者が女性だからです。 そりゃもう女性なら男性の手渡し率も増えるさ。 それどころかこの結果より認められることは、 男性の方が女性よりも積極性に乏しいということばかり。男女逆転も行きすぎたものである。
こう返すわけだが「そりゃ綺麗な人だったらそうだろうけど、私みたいな人が」 「喝!君だからこそ男の手渡し率が高いんじゃないか!」本気で言いましたとも。ええ。

 03/04/14

 まあ御想像通り前の日記の人とその前の日記の人は同じ人だったりするわけですが、 しかしその彼女もついに私のセクハラに耐えきれず職場を逃げ出すことになってしまわれました。 やめてしまうのなら仕方ない、最後の嫌がらせとばかりに壮大な計画を立てました。
 さて最後の日。まず懇意のお花屋さんに行って花束を買ってきます。勿論赤いバラだ。 さすがに百万本も買う予算はないけれど。 そしたらダブルのスーツに着替えて職場に堂々と乗り込むのである。
「やぁ、君のためにこの花を贈ろう。こんな美しいバラだけど、君の前では霞んでしまう。 それでも君の美しさを引き立てる一葉のの華となるだろう。君にこれを捧ぐ。」 とかなんとかそういうことを一片の冗談っ気なしに言い切るわけだ。 周りの客もいい迷惑である。

 と、いうようなそういうことを本気で行う予定でいたわけですが、 肝心のその予定日の前日、 もう会えないのではというあまりの悲しみに枕は滂沱の涙で濡れ その様子はあたかも流れに枕す孫楚の様であったと後の世の歴史書には書かれているくらい あまりの嘆き悲しみっぷりに夜も眠れず昼間ぐっすりであり 気が付いたときには彼女の仕事の時間を既に過ぎていたという。な〜む〜。

 03/09/10

 ぽんプラザ ホールにて行われた 九州大学演劇部 2003年前期定演、「室温 〜夜の音楽〜」を観てきました。 普段演劇どころか映画すら観ない私が何故にいきなりこんなものを観たかというと ただ単に知り合いが出ていたからというだけですが、 今回はぬかりありません。きちんと早起きして早めに出て時間が余りすぎて暇々ぷぅ。 当然持って行きましたよ。でかい花束を。 一緒にエレベーターに入ることになってしまった客の目線の痛いこと痛いこと。 つーか今年の日記に出てる人って全部同じ人ですか。
 内容ですか、いやもー最高です。登場人物が全員壊れてて狂ってて皆殺しー、みたいな。
 下平と十三の秘密についてはわりかしすぐ気付いたんですが、後半の展開は全く読めませんでした。 そして停電後に出てきた光源と最後の赤井の科白が理解不能。残念無念。 そして結局話に絡まなかったロシア人は何しに出てきたんでしょう。
 こんな質の高いシナリオ書ける奴は凄い人だろうなと思ったらプロでやんの。 てっきり部員の人が書いてるのかと思ったら違ったので残念。 しかし演技はかなり上手で、 発表二日前にいきなり私が参加させられた高校の演劇部とは全然違い、本格的でした。 時々空白の時間が空いてたのはわざと取ってたのか科白に詰まってたのかの判断は微妙。
 さて個人的に一番気になったのが柘榴の香りの毒なのですが、これがいくら調べても出て来やしねえ。 柘榴が更年期障害に効くが取りすぎると不妊や乳ガンになるというのは見つけた、 が男には関係ないし。

 ストーリー紹介。
作家とその娘の二人暮らしの家のお話。 娘には双子が居たのだが12年前にリンチ殺人の被害に遭い殺されている。 その加害者の一人の出所してくる日。 娘とぁゃιぃ関係の巡査、作家のファンという女性、道に迷ったタクシー運転手、 そして加害者の一同が揃ったところで始まる殺戮劇。何故。



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