不定期日記2000年7月
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- 7月9日日曜日
- だいすけの退院祝いに買い物に出かける。
普通ならば家でゆっくり養生しろとでも言うのだろうが
常識の欠片も持ち合わせていない私の知ったところではない。
というわけで市中引き回しの刑。
近くに夢タウンなるショッピングセンターができたとの報告を受けたので、
さっそくそこに行ってみた。一見、無闇にでかい。実際中も広いのだが、
中身のせいでいまいち広いという感覚がしなかった。
どうも品揃えが薄いというか、間延びしたようなイメージがある。
まあ、私としては本屋が立派であればそれでいいのですが、本屋もちゃちかったし。
いまいち面白味に欠けるところでした。
唯一気に入ったのが、ファンシーグッズ店。実は可愛くて無意味なインテリアが好きなのです。
ハートでカラフルでプラスチックというあまりに使えないのれんとか、
ガラス管の中を偽の魚が泳いでる邪魔そうなオブジェとか。
当然買いました。ハートののれんとあと澄んだ五月蠅い風鈴。
どういう意味があるのかと聞かれたら意味など無いと答えるしかない。
次回挑戦予定は知る人ぞ知るベギラゴンである。4万円。
その後はお約束の本屋とパソコンショップ巡りである。
いまいちおもしろいものに出会えなかったので、
とりあえず本を2冊だけ買ってあっさり帰る。
途中から退院祝いでなく物欲魔人と化しているだけのような気がするが、まあ気にしない。
- 7月11日火曜日 なぜか愚痴
- 例によって7-11の飲み会があった。
なんだか知らぬ間にすっかり私は酒豪だということにされている。
酒は嫌いだっていつも言ってるのに。好きこのんで飲んだりはしないって言ってるのに。
ただだったら飲むかもしれないけど私にとって酒とはあってもなくてもどうでもいいというか
どっちかというとないで欲しい存在なのだなどといくら言っても聞いてくれません。
誰かの暗躍を感じずにおれないのは私だけでしょうか。
きっとsaygoあたりが私のあずかり知らぬところで吹聴して回っているに違いありません。
決して私が焼酎をロックで一気飲みしたりしているからではありません。ありませんったら。
一気飲みがたたって気分が悪くなったのでとりあえず寝ました。
気分が悪いの自体はすぐ治ったのですが、そこらへんで困ったことに。
基本的に私は酔うと性格が明るくなって口数が増えたりするのですが、
今回は酔ってるくせに醒めてました。
酔ってふらついてる自分を見て何やってるんだかなーと鬱に白けてみたり。
なまじ酔ってるだけにかなりいやーなかんじです。
どうしようもないので後半はずっと倒れてました。
その後野郎ばっかりで二次会へ。カラオケ。
そのころから頭痛が襲ってきていたので全然歌いませんでした。
私にはアルコール分解酵素は多量にあるのにアセトアルデヒド分解酵素は全然ないのだ。
おかげで頭痛には毎度毎度悩まされる。絶対に翌日までは残るんだよな。嫌なことに。
翌日の昼過ぎまで動けませんでした。はうあ。
- 7月13日木曜日 どくとるぺっぱー
- ラビットから宅急便が届く。中身は私が依頼したブツである。
ドクターペッパー1ダース。
この世にはどうして存在しているのか謎でしょうがないものがいくつもある。
私の存在自体がそうだという可能性もあるがそんなことは気にしない。
そんなものの中でよく知られているのがメッコールだ。
なにしろ口当たりがコーラ、後味が麦茶というさっぱりわかんない奴なのである。
一言で言うならば、まずい。
もっとも世の中にはこれが好きだという人もたくさんいるので一概に否定はできないが。
で、今回の標的はドクターペッパーである。
これも噂だけは聞いていたのだが、なぜか福岡には全然売っていないので、
わざわざ東京から取り寄せてもらったのである。
とりあえず冷やして飲む。
口当たりはコーラ、後味は風邪薬。
まいりました。
とりあえずurutora8に一本あげてみたりしたのですが嫌われないかどうか不安。
ついでにsaygoに飲ませたら、好きな味だとか言われました。味覚が破壊されているのだろうか。
我が家にまだ10数本残っています。誰か飲んでください。私はもういやです。
一気に一ダースも買わないで少しにしておけばよかった。とほほ。
- 7月14日金曜日 うしばなー
- さて、今日は牛の話である。実は「書くな」と脅されているのですが、
そんなことを言われたからには書かないわけにはいかないわけでして。
明日職場で村八分にされている自分の姿が目に浮かぶようですが、
真実のため覚悟を持ってこの記録を後世に書き残すためにも怯んではいられません。嘘ですけど。
始まりはたしか雪印。花屋のバイト先の同僚が、
同僚といってもバイトは私だけで後は皆社員なので同僚という言葉はふさわしくないのですが、
他に適当な言葉を知らないので同僚でいきます。さてその同僚たちが昼食の時間に話を始めました。
臨場感を出すために口語体でいってみましょう。
最近牛乳飲んでない〜雪印あぶない〜森永も明治も危ない〜阿蘇山麓のなんとかとかなら大丈夫かも
そういや乳牛のオスはちちでるの〜ちちあるの〜たべるのコンビーフ?
口語体は異常に疲れるのでやめておきます。まあとにかく彼らの最終疑問点はひとつ。
「乳牛のオスはどうなるの?」のようである。
私はこの間ずっと黙って会話を眺めていました。
おかげで「答え知ってて黙ってるみたいでいやー」などと言われていました。
まあ半分くらい正解ですがこの疑問に関しては私も答えを知りませんのでご安心召されい。
乳牛は一応食えるがまずいという話は聞いたことはありますが
べつに食べ比べたりしたわけではないのでことの真偽は知りません。
それにしても実際はどうなっているのでしょう。
私の予想では、「生まれてオスだったら速攻消滅」です。消えてどうする。
ちなみに彼らの予想は「コンビーフになる」でした。誰か識者の方、答えよろしく。
その後も彼らの会話は進化し続け、牛のちちはどうして年中出ているのかとか
山羊や羊はどうなるのかとかちちが出る人間の男の話とか
話題はどんどん明後日の方向に飛んでいきました。
ほとんど毎日顔をあわせているはずなのによくもまあ話のネタが尽きないものだと感心します。
私など会話を10分持たせるのにも一苦労だというのに。困ったものだ。
かといって黙っていると誤解されたりするし。
まあ、実は誤解ではなく正解かもしれぬ。
- 7月20日木曜日 海の日ということで
- 暑い。暑いったら暑いってひたすら暑い。
その暑さといったら燃え上がった恋の炎ですらこの暑さの前では風前の灯火に見えるくらい暑い。
暑いという言葉自体も裸足で逃げ出そうとしたが地面が熱いので
やっぱり靴を履いて逃げたというくらい暑い。
お前は鹿児島育ちだから暑さには強いだろうと言われる向きもあられようが、
私の住んでいたところは湿度が低かったので気温のわりには快適に過ごせたのだ。
が、ここ福岡は違う。なにしろ存在しているだけで
じめじめと湿ってくるほど湿度が高いのだ。
湿気が蔓延していて洗濯物が乾かずクリーニング業界が大儲け。否。
湿気が蔓延していて木造住宅の木が湿気て黴で倒壊が相次いで建築業界が大儲け。否。
湿気が蔓延していて湿気取りにエアコンかけまくって電力業界が大儲け。
これは合っているな。
こんなときに快適に生活できるほど私の根性はしっかりしていないので、
こういうときは涼まなければならない。なんとかして身体を冷やさねば。
冷やすと言えばクーラー。クーラーと言えばニガい水。水と言えば川。
川と言えば泳ぐ。これだ。泳げば涼しい。幸い我が家から川までは20メートル足らず。
走ってごー。
川って、増水でもないのに茶色かったり不透明だったり鉄の棒が突き出していたり
あまつさえ変な泡が立ってたりするところではないと思うのですが。
こんなところで泳いだら涼しくなる前に冷たくなってまうわ。
走った分だけ暑くなる。汗がだらだら。汗と言えばナトリウム。
ナトリウムと言えば爆発。爆発と言えばゼラチンダイナマイト。
ゼラチンダイナマイトと言えばノーベル。ノーベルと言えばノーベル賞。
ノーベル賞と言えばヘレンケラー。ヘレンケラーと言えば水。水と言えば海。これだ。
謎は全て解けた。我が家から海までは自転車で10分ほど。海に飛び込んでごー。
海って、時化でもないのに黒かったり不透明だったり自転車が泳いでいたり
あまつさえ変な膜が張ってたりするところではないと思うのですが。
そこんとこどーなんでしょうか。
いやしかし海というラインは悪くない。問題は場所である。
都会の真ん中のしかも出口の狭い湾内の水なんか汚くてどうしようもないに決まっている。
どうせなら思いっきり遠くのきれいな海岸に行くべきではないかね明智君。
そう、海である。青い海。白い砂浜。黒いフナムシ。焼けた肌。輝く太陽。
照りつける太陽。ぎらつく太陽。そして日射病にて死。死んでどうする。
海なのだ。みんなで一緒に。砂浜で。人を埋めて。西瓜を割って。そしてあの娘とふたりで。
輝く太陽の下で。見よ。この私の白い肌。貧弱な身体。いきなり焼いたので皮が赤く。
そして皮膚ガンにて死。だから死んでどうする。
えーと、まあ、そういうわけで、誰か私を海に連れてってください。
ここ数年泳いでないので泳ぎたいのです。
いきなり話が卑近になったところで無理矢理終わってみたり
- 7月22日土曜日 鉄の日ということで
- 「鉄だ!」
「は?」
「鉄なんだよ兄貴!」
「いきなりどうしたんすかアニキ?」
「だから鉄なんだよ!鉄になってやがるんだよちきしょう!」
「いや、だからアニキ、何が鉄なんで?」
「鉄と言えば鉄に決まってるだろうが。固まってるんだ!冷えてもないのに!」
「えーと、鉄が固まってると。冷えてないのに。それがどうしたんすか?」
「そんなこともわからないのか兄貴!そんなだからいつまでたってもお前は兄貴なんだよ!」
「アニキだっていつまでたってもアニキじゃないですか」
「細かいことを気にするんじゃない。それよりも鉄だ」
「はあ。また鉄っすか」
「ああ鉄だ。鉄は放っといたら冷えるものだ。そして固まる時に割れたりするものなのだ。
それなのに、それなのに鉄なのに冷えないんだよ!溶けてもないんだよ!どういうことだ!」
「はあ、それで結局アニキはそれをどうしたいんですか」
「溶かすのだ! 兄貴、鉄を溶かすにはどうすればいい」
「ええと、燃やす」
「そんなんで鉄が溶けるか!燃やして鉄が溶けてたら焼却場は一大事だわ!」
「それもそうっすね。ではどうするので?」
「熱くする」
「同じじゃないっすか」
「同じではない!どこまでもどこまでも熱くするのだ。そうすればいつかは溶ける。
そうなったらこちらのものなのだ!」
「はあ。そういうものなんすか。で、その鉄とやらは溶けそうなんですか?」
「いや全然」
「駄目じゃないっすか」
「そうなのだ。困ったものだよな」
「困ってるのはアニキだけだと思いますけど」
「何を!そんな本当のことを言ってどうする!」
「本当なんすか。だいたい溶かしてどうするんですか」
「そんなもん形を変えるに決まっておろう。ぐにぐにっと。鉄は熱いうちに打たねばならんのだ」
「はあ。それはよかったっすね」
「よくなどない。とにかく今は熱することだけを考えるのだ!どうやって熱くする」
「貧乏揺すりとか」
「そんな摩擦で鉄が溶けるか!気合だ気合!気合さえあれば万事うまくいくのだ!」
「気合じゃ鉄は溶けないと思うんすけど言っても無駄だろうな」
「なんか言ったか?」
「いえ何も」
「そうか。では溶かしに行くぞ。うおりゃあああ!!」
「はあ。まあがんばってください」
「何を言っている。貴様も来るのだ!」
「そんな、許してくださいよアニキ〜」
「駄目だ。命を懸けて熱するのだ。とりゃあ!」
「はあ。そうすか。結局何の話だったんだろう」
- 7月25日火曜日 飲め!叫べ!そして破産
- urutora8とだいすけの3人で遊びに、というか遊ばれに行く。
目的はふたつ。私の地味地味〜な服装を現代的に改造してしまおう計画と、
某お食事処の半額チケットなるものが手元にあってそれの使用期限が7月までなので
さっさと使ってしまおう計画である。計画と言うほどのものでもないような。
実は目的はもうひとつあるのだが秘密である。
本当はsaygoと遊びに行くという約束をだいぶ前にしていたのだが、
すっかりまったく完璧に忘れておりました。すまぬ〜。
天気は雨。まったく最高でありますな。我らの前途を暗示しているようだ。
地下鉄駅に集合して天神を目指す。とりあえずは服屋である。
私の格好はいつもの如く上下とも漆黒の地味な格好。
ファッションなどさっぱりわからないしセンスもないしそれに何より興味もないので
選ぶのは二人に任せっぱなしである。
私一人だったら絶対に買わないようなオレンジのシャツなどを着せられてしまいました。
これはいかんこれもだめと延々とバーゲンのシャツを一枚一枚広げていく彼らの後ろで
私は彼らのその姿をただ眺めていることしかできなかったり。
結局モード系とかいう格好にさせられてしまいました。
どういうジャンルなのかいまだにわかりません。
見ているだけなのになんか精神的に疲れたので喫茶店で一休み。
知る人ぞ知るVELOCE。安くて値段以上の味でそして何よりハムサンドが本物という
素晴らしいところである。自信を持ってお勧めするので行け。
その後天神の店をうろつき回る。二人とも私について来られても困るんですけどぉ。
そんなことしたら本屋しか行かないぞ。普通人の行くような店などまったく知らないのだ。
これだから常識のない人間というものは困る。
歩き回ってると午後6時頃になったということでごはんを食べに行く。
キャナルシティはホテル、グランドハイアット福岡である。
16や17のそこはかとなく高校生っぽい高校生にはまだ全然縁のないところである。
23の大学生っぽくない大学生にもほとんど縁はないはずなのだが、
まあたまたまバイト先だったもので。
こんなところ半額チケットでもない限りとても来れないわ。
あまりの高級な雰囲気に「よくこんなところで壊れられたね」などという
お言葉をいただかれてしまいました。はい。
いつぞやと同じところです。
コース料理とワインをボトルで一本と乾杯のシャンパンを注文。
何に乾杯するのかは不明ですが。
そういえば日本国の法律ではアルコールは18からでしたっけ。20から?
まあ、そんな細かいことを気にする人なんていないから大丈夫でしょう。
何かあったときには必然的に年齢の一番高い私が責任者になるのですが、
そんなこと気にしていては生きていけません。行け行け行ってしまえ。うひょひょ。
コース料理といえばあれですね。フォークとナイフがいっぱい並んでるの。
外側から使えというあの格言、
私はこの間までフォークの曲がっている外側の方を使えということだなどと勘違いしていました。
危うく大失態を見せるところであった。席で言ってしまったので無意味ですが。
ところでこういう店っていちいち料理を持ってきたり
ワインの量が少なくなったりすると勝手に注いでみたり
何かあるとすぐ世話してくれるので便利というかかなり緊張です。
数回の来店では全然慣れません。といって入り浸るほどの資金力はないし。
料理はもちろんおいしいでした。ワインは気合で空けました。
退店時に請求金額を見てかなりのけぞりましたが。
その後その店の目前にあるバーに入店。
最初は安く食べられるからということで来たはずなのですが、
既にそのような細かいことはどっかに行っています。
席に案内されてさっそくカクテルを注も・・・なんか桁がひとつ違う。
でも酔っぱらいは細かいことは気にしません。
当然メニューの意味などさっぱりわかりやしないので適当に注文してみます。
だいすけ:一番アルコール度の高いの。urutora8:アルコール度の低いの。
私:「このバナナなんとかってのが気になるからこれにしてゥ」
うんそれにする。私に意志はないのか。へろへろ。味はバナナシェイクでした。
これ以上こんな所にいたら身が保たない、というか正確には財布が保たないので箱崎に帰り、
地元の安いカラオケ飲み屋に行く。Y口さんが働いてました。
彼女はこちらに未成年が混ざっていることは当然知っています。
しかしそれごときで我ら酔っぱらいは止まりません。
なんか妙にノリがいいしテンション高いし。私にしては珍しいことです。
最初は「音痴だからカラオケするなら帰る」などと言ってたurutora8も
結局は歌いまくってました。さすが酔っぱらい。
だいすけは一人でウィスキーを飲みまくってました。
一応年長者としてはそこらでやめておけと言うべきなのでしょうが、
所詮自分も酔っぱらいなのでそんなことには頭が回りません。
延長に次ぐ延長を重ねて力尽きるまで歌いました。
しかしみかんのうたや金太の大冒険で盛り上がる3人組ってのもどうかと思う。
その後だいすけが家に帰れないからとかいってうちに来ました。
道中道ばたで吐いたり人の自転車を蹴飛ばしてみたり
バイクに乗ってそこらを走り回ってみたりする奴を見て我々は思う。「やべえこいつ」
なんというか、こんなに気兼ねなく楽しかったのはずいぶん久しぶりでした。
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